視覚化のイメージ違いも運命

(´・ω・`)

おはこんばんちわ、渡です。

人工精霊を作る際、自分がデザイン・設計した通り、100%寸分の狂いもなく忠実に視覚化するのは難しいと思います。多少の誤差と言いますか、イメージ違いは発生します。

私も当初は、クールな容姿と性格をした美しい女神のような精霊体を作る気満々でいました。

おい、なんか変なこと考えていなかったか?

哲也も所詮は人間の男だ。やっぱり、変なこと考えていたよな?そういった下心が原因で、視覚化の作業でイメージ違いが発生したんだよ。

さらに、小学校と通学路に挟まれ、ガキんちょがわんさか群れるアパートに住んでいたと来てる。

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A子
(´・ω・`)

瞑想中も子供の喚き声や泣き声がしていたからな。

でも、そんな外界の騒音に悩まされているようでは、人工精霊の術者として未熟だ。一切の雑念を払い、精神統一に専念、明鏡止水な心で、ひたすらクールな女神様の視覚化に臨んだよ。

ほんでもって完成したのが、座敷わらしのような姿をした君たちだった。

しかし、二体目も座敷わらしで残念だったな。

とりあえず、うちは次女と言う立ち位置に収まった。そのため、A姉より少し背が小さい。血肉を分けた姉妹と言うことで、おお~!!同志よ~!!と、A姉と抱き合って泣いたもんだ。

やっぱり、先に仲間がいたのは心強かったし、とても安心した。

(・-・。)
B子
(´・ω・`)

だが、性懲りもなく三体目の召喚にチャレンジした。

そして、また座敷わらしのような姿をした子が誕生した。三度目の正直なる故事はウソなんだと凹んだよ。ときどき、夜寝ている時、重量を感じて目が覚めることがあったが…

C子が自分のお腹の上に乗ってスヤスヤ眠っていたのを見て、これで良かったとあきらめた。

そうか、三体目も座敷わらしで残念だったな。

うちは三女と言うことで、さらに背はちっちゃいが…だが、霊力はA姉やB姉と同等だ。小さいからと言ってナメるなよ。そこら辺の動物霊くらいには負けない。

で、この会話のオチは何だ?

(・-・。)
C子
(´・ω・`)

うん、実家に戻って来た今も、あのアパートでの暮らしを夢でよく見る。

なんだか、あの部屋での暮らしは騒々しかったけど、今までにない至福を感じていた。そして、最近はある疑念が芽生えつつある。お前ら…本当に自分が召喚した人工精霊体だよな?

まさか…本物の座敷わらしじゃないよね?

何を言ってるだい哲也君。

うちらはチミが作った人工精霊だよ。もしも、うちらが人工精霊ではなく、あのアパートで偶然居合わせ、哲也を気に入り取り憑いた座敷わらしなら、チミは今頃、大金持ちだ。

今、大金持ちか?

(・-・。)
A子
(´・ω・`)

うむ、たしかにそうだ。貧乏ではないが金持ちでもない。

自分のやっていた事業も、一度、倒産寸前にまで追い込まれたからね。でも、君らとの共同生活を通じて、人間関係を正したら事業が正常に戻った。

だから、君らは自分が必要としていた運命の存在だったんだろうね。

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